開陽台
根室の中標津(なかしべつ)町にある開陽台は、330度の視界を誇る人気スポットだ。地平線が丸く見え、天気がよければ国後島も見える。開陽台が有名になったのは、1980年代のバイク小説でここが舞台となったかららしい。当時は「ミツバチ族」といって、夏になると北海道を旅するライダーが大勢いた。うちの実家は国道沿いにあるが、それこそひっきりなしにバイクが走っていたものだ。ちなみに、「ミツバチ族」というのは、「ブンブン」という排気音が由来だ。バイクではなく鉄道やバスで旅する人たちは、「カニ族」と呼ばれた。横幅のあるリュックサックを背負っていて、狭い列車の通路で横向きに歩いてたからだ。「カニ族」も「ミツバチ族」も今ではあまり使われないが、「カニの家」とか「みつばちの家」という名前の道内の宿は、当時の名残だ。決してかに料理の店ではないので、誤解なきように。
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