静内御殿山
吉永小百合主演の映画「北の零年」は明治初期、徳島藩の本藩と淡路洲本城の城代家老だった稲田家との間で起こった稲田騒動により、稲田家主従が北海道静内に移住を命ぜられ、北海道開拓に立ち向かうという物語だ。稲田家屋敷は新ひだか町静内目名に建てられ、今は屋敷跡の碑が残っている。すぐそばには御殿山という小高い山があるが、ここには稲田家主従の苦難の歴史を描いた壁画レリーフがある。この御殿山は、アイヌ民族の城(のような施設)である「チャシ」でもあり、17世紀半ば、シャクシャインと対立していたオニビシが討ち取られたところだという説もある。御殿山からは縄文時代後期の土器や石器などの遺物も出土しており、数度にわたる発掘調査の結果、数十に及ぶ大規模な墳墓群であることが判明した。大昔からこのあたりは一等地だったようだ。
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こんなのいつ作ったんだ?
投稿: のり | 2013年8月19日 (月) 23時22分