アイソン彗星
今世紀最高の大彗星になるかもしれないと期待されているアイソン彗星は、今は太陽の方向にあるので見えないが、8月下旬には明け方の空に見えるようになる。今後どんどん太陽に近づき、11月29日の近日点通過(太陽に最も近づく)を迎える。このとき太陽の熱で彗星の氷が大量に蒸発するので、爆発的に明るくなるんじゃないかと期待されている。ただ、彗星の予測は難しい。過去には期待はずれに終わった彗星も多いし、逆に期待してなかったのに大彗星になったのもある。アイソン彗星の最新情報はアストロアーツHPなどにある。この写真はアイソン彗星ではなく、今春接近したパンスターズ彗星だ。3月16日の夕方、埼玉県ときがわ町の堂平天文台で撮影した。赤道儀はナノ・トラッカーを使用したが、日の入り直後の薄明の中で撮影したので北極星はまだ見えず、方位磁針と角度計で極軸を合わせた。
2013年3月16日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出5秒
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