SETI
SETI(Search for Extra-Terrestial Intelligence)とは、映画「コンタクト」でもおなじみの地球外知的生命体探査プロジェクトだ。1960年のオズマ計画以来、世界各国で探査が行われている。具体的方法は、電波望遠鏡で宇宙からの電波を受信し、自然現象ではなく人工的に発信されたと思われる信号を検出しようというものだが、これを家庭のパソコンを使ってボランティアでやってもらおうというのがSETI@homeだ。やり方はカンタンで、カリフォルニア大学バークレー校が開発したBONICというソフトウェアをダウンロードすれば、プエルトリコのアレシボ天文台で受信したデータをパソコンが勝手に解析してくれる。スクリーンセーバーにすればいかにもそれっぽい画面が出てきて、なかなかカッコいい。ぼくももう十数年参加しているが、資金不足らしく、ときどき寄付を要請するメールが来る。ちなみにアレシボ天文台は、映画「コンタクト」だけでなく、007「ゴールデンアイ」の舞台にも使われている。007と006=アレック・トレヴェルヤン(ショーン・ビーン)が最後に戦うところだ。