夏の天の川
何度も登場する夏の天の川である。いて座からわし座のあたりを24mm広角レンズで撮影した。ほぼ中央から左にかけて、不自然に黒くなっているのは、星間物質で背景の星の光がさえぎられているからだ。星間物質が少なければ、天の川はもっと明るく輝いているはずだ。そろそろ夏の天の川の撮影に適した季節がやってきた。だいたい今頃は日没が19時くらい、その後も空はしばらく明るく、完全に暗くなるまで天文薄明というのが90分くらい続く。したがって撮影開始は20時30分くらいになる。この頃には天の川は東の空に昇っていて、カメラを向けるとご覧のような写真ができあがる。広い宇宙にこんなに星があるのに、知的生命体は人間だけだとしたら、この宇宙がもったいない。とは映画「コンタクト」に出てくるセリフだ。
2012年7月14日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF24mm、露出180秒
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