三石蓬莱山
新ひだか町三石に蓬莱山(ほうらいさん)という山(というより岩)がある。北海道地質百選によると、蓬莱山は角閃岩(かくせんがん)という岩石でできているそうだ。角閃岩は熱や圧力などの作用を受けた変成岩の一種であり、日高山脈がプレートとプレートが衝突して盛り上がった山であることを考えると、もとは地下の奥深くにあったものなのだろう。日高は地震が多い。今でも地下深くでプレートとプレートが押し合いへし合い、たまったひずみがときたま地震を引き起こしている。自然はときとして人間にとって厳しい状況をもたらすが、決して人間に悪意があるわけではない。ただ人間のことを気にかけていないだけだ。幸い、人間にはうまく自然と共生する知恵がある。137億年という気の遠くなるような時間をかけて、人間はそこまで進化したのだ。それを生かすも殺すもわれわれ自身にかかっている。
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蓬莱山なつかしすぎる。
投稿: | 2013年6月23日 (日) 23時05分