プレアデス星団(すばる)
おうし座のプレアデス星団M45は冬の訪れを告げる散開星団だ。清少納言の枕草子にも登場する。「星はすばる」の「すばる」がそれだ。ハワイにあるすばる望遠鏡、クルマのスバル、石川啄木や森鴎外、与謝野晶子らが創刊した文芸誌スバル、谷村新司の昴など、あちこちに名前が使われている。肉眼でも6〜7個ほどの星が集まっているのが見え、写真写りは抜群だ。青白い高温の星が密集しており、そこに星間雲が重なって幻想的な姿を見せている。プレアデス星団は若い大質量星が多い。恒星は質量が大きいほど寿命が短く、大質量星は(宇宙スケールで見れば)あっという間に燃え尽きる。そして大質量星は、超新星爆発という華々しい最期を迎える。
2012年9月14日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出300秒
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