新冠判官館
新冠町の海岸に判官館という山がある。この判官館の先端は崖になっていて、通常は水平な地層が垂直になっているのがわかる。過去の地殻変動で横倒しとなった部分が地表に露出したのだろう。北海道地質百選ホームページによると、1500〜1600万年前に堆積した地層らしい。ところでこの判官館、その名のとおり義経に関係がある。奥州平泉の高館(判官館)で最期を迎えた義経は、実はひそかに北海道に渡り、この新冠判官館に上陸したという伝説がある。平取町には義経神社という神社もある。古代のこうした伝説が真実なのかどうかはわからないが、少なくとも義経に関係する人物が実際に北海道に渡ったのではないだろうか。さすがに義経がモンゴルに渡ってジンギスカンになったというのはホンマカイナという感じだが。義経は非業の死を遂げるが、兄頼朝も暗殺されたという説がある。頼朝の子頼家と実朝は2人とも暗殺された。しかも頼家の子が実朝を殺すという骨肉の争いだ。源氏の嫡流は貴種であるがゆえに武家の棟梁に祭り上げられたが、役割を果たし終えると消されたということなのかもしれない。昔の権力者は大変だったんだなぁ。
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