ちょうこくしつ座の渦巻銀河
秋の夜、天の川から離れた南の方向を見ると、フォーマルハウトという1等星以外に明るい星はなく、さびしい感じだ。しかし、そばにはちょうこくしつ座の渦巻銀河NGC253という大物がある。北海道は緯度が高いので、ちょうこくしつ座も南天低くしか見えないが、写真写りはいい。渦巻銀河を横から見ているので、地球からは棒状に見えるが、ミニボーグでも渦を巻いてるのがちゃんとわかる。渦巻銀河と呼んでいるが、赤外線による観測の結果、正確には中心に棒状構造を持つ棒渦巻銀河であることが判明したという。銀河系も長く渦巻銀河だと考えられてきたが、どうやら棒渦巻銀河らしい。銀河系の内部から銀河系全体の姿を解明するのは難しいのだ。このNGC253は、スターバースト銀河といって、現在も爆発的に星が生成されている。
2012年9月15日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出300秒
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