オメガ星雲
いて座の干潟星雲と三裂星雲の北にオメガ星雲M17がある。ギリシャ文字のオメガ「Ω」のような形をしていることから名付けられたが、水に浮かぶ白鳥にも見える。いて座は銀河系の中心方向なだけにたくさんの星雲星団があり、広角レンズから望遠レンズまでどのレンズを使っても写真写りがいい。オメガ星雲では、今なお新しい星が形成されている。生まれたばかりの星が放つ強い紫外線によって、星間雲に含まれるさまざまな物質がそれぞれ固有の色に輝いている。大型望遠鏡で撮影したオメガ星雲は、複雑な色彩を見せる。オメガ星雲など多くの星雲が赤く見えるのは、水素の出すHα線という赤い光が多いからだ。EOS60DaはこのHα線の透過率を高くすることで星雲の写りをよくしている。
2012年9月14日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出180秒
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