ストロマトライト
ストロマトライトというのは、シアノバクテリアなどのラン藻類の死骸が層状に積み重なってできた岩石で、今でもオーストラリアのハメリンプールというところでは現生のストロマトライトが見られるほか、世界各地で化石が見られる。シアノバクテリアは、46億年の地球の歴史の中でも重要な存在で、25〜27億年前に光合成によって大量に酸素を供給したと考えられている。ストロマトライトは太古の昔の酸素供給基地なのだ。このストロマトライト、紀伊國屋書店新宿本店の化石・鉱物標本の店に行くと数千円という手頃な値段で売っている。ここはほかにもアンモナイトを始めとする化石や隕石なんかも売っている。先日ロシアに落下した隕石も売っていた。かなり値は張るが。ぼくが買ったのは6.5億年前のストロマトライトで、ボリビア産のようだ。6.5億年前というと、地球表面全体が凍結したスノーボールアース(全球凍結)の頃だろうか。太古の時代に思いをはせながらストロマトライトをながめるのもいい。
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