わし星雲
いて座のオメガ星雲の北にわし星雲M16がある。標準レンズではオメガ星雲と似たような赤い星雲だが、望遠レンズではその名のとおりわしが羽を広げたような姿に写る。わし星雲では活発に新しい星が誕生しており、それらの星が赤い星雲と重なって輝いている。ミニボーグで撮影したこの写真は、拡大すると星がやや楕円になっているのがわかる。これは赤道儀の極軸がちょっとずれたせいだ。撮影前に極軸合わせはしっかりやっているが、暗い中でうっかり三脚を蹴飛ばしたりして極軸がずれることがあるのだ。1枚撮影するたびにモニタでチェックし、星が点像に写っていなければ極軸合わせをやり直す。面倒だが、これをしっかりやらないと、一晩の苦労が水の泡ということもあるので、せっせとやっている。
2012年9月14日撮影 キャノンEOS60Da+ミニボーグ45EDⅡ+レデューサー0.85×DG、露出180秒
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美しい!
投稿: ハーロック | 2013年6月12日 (水) 07時22分