2024年7月14日 (日)

夏の星空再処理⑤

 夏の天の川をPixInsight+BlurXTerminator(BXT)で画像処理した。夏の天の川が、銀河系の中から中心方向を見たものであることがよくわかるだろうか。いて座の干潟星雲M8の右側に銀河系中心があるが、暗黒星雲に覆われていて可視光では見えない。

2021年8月7日撮影 キャノンEOS6D(IR改造)+EF50㎜、露出120秒

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2024年7月13日 (土)

宇宙誕生4.6億年後の星団

 ストックホルム大学の研究チームがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による観測で、宇宙誕生からわずか4.6億年後の星団を発見した。球状星団の祖先とみられるこの星団は、通常なら遠すぎて観測できないはずだが、手前にある銀河団の重力レンズ効果によって大きく引き伸ばされ、JWSTによって見事に撮像された。銀河系にも150個程度の球状星団が知られていて、ほとんどが宇宙の年齢と同じくらい古いと考えられているが、JWSTが発見した星団はもっと大きく重いという。JWSTの観測が、また一つ宇宙誕生の謎を解き明かしてくれるのだろうか。

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2024年7月12日 (金)

夏の星空再処理④

 夏の天の川をPixInsight+BlurXTerminator(BXT)で画像処理した。いて座の干潟星雲M8の南にも、彼岸花星雲や出目金星雲、えび星雲といった散光星雲があるが、北海道でこれらの星雲をきれいに撮影するのは難しい。遠い水平線の向こうに、南天の天の川を追いかけていきたくなる、そんな写真だ。

2021年8月7日撮影 キャノンEOS6D(IR改造)+EF50㎜、露出120秒

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2024年7月11日 (木)

夏の星空再処理③

 夏の天の川をPixInsight+BlurXTerminator(BXT)で画像処理した。北海道では、さそり座は高く昇ることがなく、撮影のチャンスはあまりない。アンタレス周辺の「カラフルタウン」も、満足できる画像はまだ撮影できてない。

2021年8月7日撮影 キャノンEOS6D(IR改造)+EF50㎜、露出120秒

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2024年7月10日 (水)

タカハシ最新カタログ

 SNSでタカハシの最新カタログから赤道儀が落ちたという話を聞いていたが、実際に実物を入手して確かめてみると、ホントだった。スターベースでもEM-11やEM-200は受注停止中と出ていて、もしやこのまま生産終了なんじゃないかと心配になってしまう。タカハシの赤道儀は信頼性バツグンで、年に数回程度しか撮影しないぼくには十分な性能を持っているが、あえて言えばドイツ式赤道儀しかないのは残念だ。ドイツ式は、どうしても子午線超えの鏡筒反転が必要になり、撮影時間をロスするし、ケーブルの取り回しにも気を遣う。フォーク式赤道儀か、視野回転にも対応した経緯台が開発されれば、需要はあると思うのだが、もうそんなに天文業界の拡大は期待できないのだろうか。

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2024年7月 9日 (火)

火星と天王星が大接近

 7月16日頃、未明の東の空で火星と天王星が大接近する。すぐそばにはプレアデス星団もあり、火星と天王星、プレアデス星団が双眼鏡の同一視野に入るというめずらしい現象が起こる。天王星は6等級で点にしか見えないが、青白い色なのですぐに見つかるだろう。また、何日か連続して観察すれば、火星が動いていくのもよくわかるだろう。

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2024年7月 8日 (月)

亡国のスパイ〜かくも親密な裏切り〜

 イギリスのドラマ「A Spy among Friends」が近く、「亡国のスパイ〜かくも親密な裏切り〜」として日本でも配信されるという。戦中戦後にかけて二重スパイとして活動した5人のケンブリッジ大学出身者「ケンブリッジ・ファイブ」のうち、MI6高官だったキム・フィルビーとその親友ニコラス・エリオットの関係を軸に、フィルビーの非常な裏切りや、フィルビー亡命後それに対応するエリオットの姿を描いた物語だ。イギリス政府機関内にソ連のスパイがいることは、戦時中から疑われていたが、フィルビーが罪を認めたのは1963年になってからで、その直後フィルビーはKGBの手引きによりソ連に亡命した。ソ連ではレーニン勲章を授与されたり、記念切手も発行されるなど、英雄視されている。イギリスのスパイものにはちょくちょく二重スパイや裏切り者が登場するが、これはフィルビーの影響なんだろう。とにかく、配信が楽しみだ。

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2024年7月 7日 (日)

夏の星空再処理②

 夏の天の川の西側を対角線魚眼レンズで撮影、PixInsight+BlurXTerminator(BXT)で画像処理した。ペガスス座が広がるこのエリア、明るい星が少なく、天の川の華やかさに比べるとかなりさびしい。ただ、ところどころに星雲星団銀河が潜んでいるので、天体望遠鏡で探すのも楽しい。

2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2024年7月 6日 (土)

夏の星空再処理①

 夏の天の川の東側を対角線魚眼レンズで撮影、PixInsight+BlurXTerminator(BXT)で画像処理した。へび座・へびつかい座が広がるこのエリア、普段はあまり撮影することがないが、星雲星団はちらほらある。

2018年9月1日撮影 キャノンEOS60Da+シグマ対角線魚眼レンズ15㎜、露出60秒

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2024年7月 5日 (金)

伝統的七夕

 今年の伝統的七夕は8月10日だ。伝統的七夕とは、旧暦(太陰太陽暦)の7月7日に相当する日で、現在の暦ではだいたい8月になる。月の満ち欠けをもとにする太陰暦の一種なので、7日ということは上弦前後になる。伝統的七夕の夜、上弦の月は21時頃には沈み、夏の天の川が頭上に輝く。その天の川を取り囲むように夏の大三角を形づくる3つの1等星が目につくが、そのうち天の川をはさんで向かい合うのがこと座のベガ(おりひめぼし)とわし座のアルタイル(ひこぼし)だ。ペルセウス座流星群の極大も近いので、この日は流星も見ることができそうだ。

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