2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

2017年7月27日 (木)

チェーン・リアクション

 チェーン・リアクション(連鎖反応)とは、主には核分裂が連鎖的に発生することをいう。これを制御してエネルギーを取り出すのが原子力発電で、爆発的に反応させるのが核兵器の原理だ。キアヌ・リーヴス主演の映画「チェーン・リアクション」は、水素を使った画期的新エネルギー(核融合?)開発をめぐる国家的陰謀を描いた物語だ。シカゴ大学のプロジェクトチームは、水から水素を生成し、莫大なエネルギーを取り出す実験に成功する。打ち上げパーティーで実験成功を喜ぶエディ・カサリビッチ(リーヴス)だったが、その夜リーダーのバークレイ博士は殺され、研究所も爆破されてしまう。エディはチームのメンバー リリー・シンクレアとともに容疑者としてFBIに追われるが、しだいに事件の核心に近づいていく。エネルギー問題というのはどの国にとっても重大な問題で、石油をめぐって戦争が起きるくらいだから、石油に代わる画期的新エネルギーが出てくれば、陰謀を企む者が現れるのもいかにもありそうだ。なお、核融合は実用化できればエネルギー問題の切り札となるが、残念ながらまだ時間がかかりそうだ。

51xqz3fwqdl

2017年7月26日 (水)

夏の天の川⑥

 はくちょう座からケフェウス座にかけての天の川にも、赤い散光星雲と暗黒星雲が入り乱れている。ケフェウス座にはIC1396という大きな散光星雲があるが、北アメリカ星雲より淡いので、きれいに写真撮影するにはもっと露出をかけなければならない。IC1396の中にある赤い星はガーネット・スターと呼ばれているが、この星は太陽の1500倍の直径を持つというとんでもない恒星、赤色超巨星だ。オリオン座のベテルギウスも同じような恒星だが、いずれは超新星爆発を起こし、ブラックホールができるのだろうと考えられている。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0686

2017年7月25日 (火)

夏の天の川⑤

 はくちょう座のサドルからデネブにかけては、赤い散光星雲が広がっている。とりわけデネブのすぐそばには北アメリカ星雲とペリカン星雲があり、写真撮影すると鮮やかにその姿を捉えることができる。北アメリカ星雲とペリカン星雲はもともとひとかたまりの星間ガスで、デネブも同じ星間ガスから誕生したのかもしれない。デネブは巨大な質量を持つので、恒星としての寿命は短く、1億年もしないうちに超新星爆発を起こすと考えられている。その後は、はくちょう座の左側にある網状星雲のように、超新星残骸のガスが広がっていき、その中に含まれる元素が次世代の星の材料となるんだろう。また、デネブの下には暗黒星雲もあり、この中からデネブのような恒星が誕生するかもしれない。そのときこのあたりの景色も劇的に変わるかもしれない。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0684

2017年7月24日 (月)

夏の天の川④

 わし座からはくちょう座にかけての天の川は、見どころの多いエリアだ。途中にあるこぎつね座にはあれい状星雲M27があり、こと座には環状星雲M57がある。これらの星雲は小さいので、望遠鏡でないとよく見えないが。はくちょう座のアルビレオは、金色と青色の美しい二重星で、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、「トパーヅ」と「サフワイア」に例えられている。また、天の川に沿って赤い散光星雲が散在していて、写真撮影するとにぎやかだ。はくちょう座の左側にある網状星雲は超新星残骸で、数万年前の超新星爆発によってものすごいスピードで広がっているガスだと考えられている。はくちょう座γ星サドル周辺の赤い散光星雲は、その上の北アメリカ星雲・ペリカン星雲と並ぶ人気スポットだ。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0682

2017年7月23日 (日)

夏の天の川③

 たて座からへび座、わし座にかけての天の川では、大きな暗黒星雲が背景の星をさえぎっている。わし座の上のはくちょう座にいくとまたにぎやかになるのだが、暗黒星雲のせいでちょっとさびしく感じる。それでも、ところどころに天の川の濃い部分があるし、散開星団もある。わし座のアルタイルはご存じ七夕の主役の1人、彦星だ。誕生して数億年という若い恒星だが、太陽よりちょっと大きいため、寿命は短いと考えられている。恒星は水素原子の核融合でエネルギーを発生させるが、大きな恒星ほど核融合が早く進み、寿命が短いのだ。アルタイル、ベガとともに夏の大三角を形づくるはくちょう座のデネブはもっと巨大な質量を持つため、1億年もしないうちに超新星爆発を起こすと言われている。その光景は遠く離れた地球から見てもすさまじいものだろう。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0673

2017年7月22日 (土)

夏の天の川②

 いて座とわし座の間にはたて座というちょっとマイナーな星座がある。暗い星ばかりなので星座の形をたどるのは難しいが、ここは天の川がとても濃い部分だ。ちょうど真ん中あたりに、星が密集した部分があり、スモール・スター・クラウドと呼ばれている。また、スモール・スター・クラウドの北東の端にあるM11散開星団は、カモが群れ集まる様子に見えることから、ワイルドダック(野鴨)星団とも呼ばれている。ところどころに暗黒星雲があり、背景の星の光をさえぎっている。暗黒星団がなければ、天の川はもっと明るく輝いて見えるだろう。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0679

2017年7月21日 (金)

夏の天の川①

 夏の天の川はにぎやかだ。銀河系の中心はいて座の方向にあり、夏の天の川は地球から見て銀河系の内側になるので、数多くの星が見えるのだ。本当はこの写真に写っているよりもっと多くの星があるが、銀河系内部には星の材料である星間ガスもたくさんあり、これらが暗黒星雲として背景の星の光をさえぎっているため、ところどころが真っ黒に見えている。夏の天の川で見どころといえば、やはりいて座だ。いて座周辺には星雲星団がひしめいている。M8干潟星雲は、M42オリオン座大星雲と並ぶ大型星雲だ。ただ、北海道では高く昇ることがないので、撮影時期は限られてしまう。M8の北には、M20三裂星雲、M17オメガ星雲、M16わし星雲が並んでいる。また、このあたりには散開星団も散在していて、双眼鏡や望遠鏡があれば星空散歩が楽しめる。
2014年8月30日撮影 キャノンEOS60Da+キャノンEF35㎜、露出180秒

Img_0677

2017年7月20日 (木)

ジョン・ウィック

 キアヌ・リーヴスが「マトリックス」ばりの流れるようなアクションで殺し屋を演じる映画「ジョン・ウィック」は、2014年に第1作が公開され、現在その続編が公開されている。かつて裏社会で活躍したNo.1の殺し屋ジョン・ウィック(リーヴス)は、ヘレンとの出会いをきっかけに殺し屋稼業から引退し、幸せな日々を送っていた。しかし、愛する妻ヘレンが病死し、ヘレンが遺してくれた子犬も強盗に殺されたことによって、生きる希望を失ってしまう。ウィックは、子犬を殺したのがかつての依頼主ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)の息子ヨセフであったことを知ると、ヨセフへの復讐のため裏社会に戻ることを決意する。ウィックの実力をよく知るヴィゴは争いを避けようとするが、復讐心に燃えるウィックはヴィゴの呼びかけに応えず、2人は全面対決へと進んでいく。まあしかし、ウィックは引退したとはいえ裏社会No.1だ。襲ってくる手下どもをバッタバッタと倒していく。危機に陥ったときも、友人の殺し屋マーカス(ウィレム・デフォー)に助けられる。ヴィゴもバカ息子を守るためウィックを敵に回そうなんて考えなければよかったのに。バカ息子が組織のボスを継いでも組織がつぶれるだけなんだから。あと、殺し屋専門のコンチネンタル・ホテルとか掃除屋とか、裏社会の一端がのぞけるのもおもしろい(この映画はフィクションです)。

81hlaqrwgl_sl1413_

2017年7月19日 (水)

マーティン・ランドー

 アメリカの俳優マーティン・ランドーが死去したとの報。ランドーの当たり役はテレビドラマ「スパイ大作戦(MISSION:IMPOSSIBLE)」の準主役 変装の名人ローラン・ハンドだった。「スパイ大作戦」には当時の妻バーバラ・ベインもレギュラー出演していて、IMFリーダー ジム・フェルプス役のピーター・グレイブスも含めまさに黄金メンバーを形成していた。トム・クルーズ主演でリメイクした映画「ミッション:インポッシブル」の主役名イーサン・ハントは、もちろんローラン・ハンドからとったものだろう。ランドーは同時期に人気を博したテレビドラマ「宇宙大作戦(STAR TREK)」のミスター・スポック役を断って「スパイ大作戦」に出演したそうだが、ミスター・スポック役を引き受けたレナード・ニモイは、ランドー降板後の「スパイ大作戦」にも出演している。しかし、「スパイ大作戦」での存在感は、やっぱりランドーがニモイを上回っていたと思う。

517dixwnhl

2017年7月18日 (火)

天体望遠鏡③

 天体望遠鏡には、大きく分けて屈折式と反射式とがあるが、屈折式望遠鏡もすべて同じタイプというわけでなく、タカハシの屈折式望遠鏡にはレンズ形式が異なる5つのラインがある。これは、月・惑星がメインか星雲星団銀河がメインか、眼視がメインか写真撮影がメインかなど、ターゲットに合わせた最適な光学系を選択できるようになっているからだ。例えば、月・惑星がメインなら焦点距離が長い望遠鏡がいいし、星雲星団銀河の写真撮影がメインならFが明るい望遠鏡がいい。また、レンズには収差というものがあり、どんな光学系でもすべての収差を完璧に消すことはできないが、高性能レンズを何枚か組み合わせることにより、実用上十分なレベルまで収差を補正することは可能だ。これも眼視と写真撮影それぞれに適した形式がある。タカハシEM−11 Temma2Z赤道儀に搭載できる望遠鏡で眼視中心ということなら、FOA-60、FS-60Q・CB、FC-76D・100Dくらいまでだろう。口径6㎝クラスなら、赤道儀はもう一段小型のPM-1でもいい。ただし、自動導入赤道儀ではないが。

Fc76ds_prodimg

«フォース・プラネット