2024年12月 9日 (月)

プレアデス星団食

 12月14日未明、満月前の月がプレアデス星団を隠すプレアデス星団食が起こる。プレアデス星団は肉眼でも見える明るい星団だが、月との光度差がありすぎるので、双眼鏡か天体望遠鏡が必要だ。3時頃からおよそ2時間かけて、月がプレアデス星団の星々を次々と隠していく様子が見られるだろう。この夜はふたご座流星群が極大となる日でもあり、望遠鏡の視野だけでなく、広く空を見上げてみよう。

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2024年12月 8日 (日)

土星食

 今日の土星食は、自宅の窓から見られる方向だったので、部屋に置いたAZ-GTi+国立天文台望遠鏡キットで観察した。国立天文台望遠キットは口径50㎜のアクロマートレンズで、16倍と66倍のアイピースがついている。地球から見た土星の環の傾きはだいたい15年周期で変化するが、いまはほとんど真横から見ているので、小型望遠鏡だとすごく細くしか見えない。ともあれ予報時刻どおりに、土星は月に隠されてしまった。

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2024年12月 7日 (土)

TOKYO GODZILLAs

 東京都庁プロジェクションマッピングでゴジラ作品第2弾「TOKYO GODZILLAs」が上映されている。初代ゴジラ、バーニングゴジラ、シン・ゴジラ、ゴジラ-1.0など歴代ゴジラ7体が登場、東京を舞台に暴れ回る。第1弾「ゴジラ都庁襲撃」も上映中で、30分おきに両方の映像を楽しめる。

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2024年12月 6日 (金)

土星食

 12月8日に起こる土星食について、日本公開天文台協会(JAPOS)ではキャンペーンを展開中だ。全国各地の公開天文台30カ所が紹介され、イベント情報もわかる。天体望遠鏡を持っている人はリアルに見るのが一番だが、公開天文台に出かけるのもよし、ライブ配信を楽しむのもよしだ。

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2024年12月 5日 (木)

ZWO ASI2600MC Pro

 ZWO ASI2600MC Proは、センサーサイズがAPS-Cサイズの冷却CMOSカメラだ。外気温より35℃下げることができるので、夏でも長時間露光時のノイズを抑え、きれいな画像を得ることができる。また、ASI294MCなどで発生するアンプグローを抑制する回路を搭載していて、「ゼロ・アンプグロー」をうたっている。実際ASI294MCのアンプグローはけっこう盛大に出るので、ダーク補正で消さなければならないのだが、ASI2600MC Proならその心配がない。今年は主力機をタカハシFC-100DZにアップグレードしたので、そろそろCMOSカメラもアップグレードしようかな。

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2024年12月 4日 (水)

冬の超大三角

 最近、冬の星座を見上げると、冬の大三角がいつもより大きく見える。冬の大三角とは、オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結ぶ三角形のことだが、よく見るとそれより大きい。これは、おうし座にある木星、かに座にある火星、そしてシリウスを結ぶ三角形だ。期間限定のこの冬の超大三角、しばらくはちょっとずつ形を変えながら冬の星空をより華やかにしてくれそうだ。

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2024年12月 3日 (火)

最も暑い秋

 気象庁によると、今年秋(9〜11月)の平均気温は、統計を開始した1898年以降で最も高くなったという。これまでに最も高かったのは昨年だが、そこからさらに0.58℃も上回った。地球温暖化の影響のほか、偏西風が北側に蛇行し、南からの暖かい空気に覆われやすかったことも原因だというが、いずれにしても、このような気候が定着すると、いろんな面で悪い影響が出てくるだろう。この分野での新記録更新は打ち止めになってほしいもんだ。

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2024年12月 2日 (月)

海王星食

 12月9日宵、上弦過ぎの月が海王星を隠す海王星食が起こる。海王星は8等級と暗く、双眼鏡か天体望遠鏡が必要だが、潜入時はまだ薄明中で、観察するのはなかなか難しいかもしれない。また、出現するのは月の明るい側なので、光度差がありすぎ、これも観察は難しい。国立天文台暦計算室の惑星食各地予報やSkySafariなどのシミュレーションソフトで、事前に海王星の位置をよく調べておくといいだろう。

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2024年12月 1日 (日)

二十四節気・大雪

 二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ、太陽黄経255度(いて座)に対応するのが大雪(たいせつ)だ。雪がいよいよ降りつもってくるという意味で、北海道は本格的な雪のシーズンを迎える。日高地方はあまり雪が降らないので、いつも撮影する山の上も、そんなに雪かきする必要がないのは助かる。今年は12月7日が大雪に当たる。

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2024年11月30日 (土)

ソンブレロ銀河

 NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、おとめ座の銀河M104を撮影した。M104は、可視光ではメキシコの帽子ソンブレロにそっくりなことから、ソンブレロ銀河とも呼ばれ、天体写真ファンにも人気の銀河だ。長く渦巻銀河であると考えられていたが、楕円銀河の中に円盤があるという変わった構造であることが明らかになった。可視光で撮影したハッブル宇宙望遠鏡(HST)と比べると、楕円銀河は赤外線ではほとんど見えず、円盤は赤外線でも強く輝いていることがわかる。この赤外線を放出しているのは、ベンゼン環を2つ以上持つ多環芳香族炭化水素だということだが、楕円銀河部分と円盤部分はまったく成り立ちが違うのかもしれない。

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